錦眼鏡余話2:No45
久しぶりのテニス

4月から、フルタイムで勤め始めてから時間的にも余裕がなくなり、
テニスから遠ざかっていました。

6月最後の土曜日、都にお勤めの方々からテニスに誘われていました。
テニスは、正午からやるとの連絡でした。

その日、
午前中に勤務が入っていましたが、
11時30分には勤務が終わることが分かりました。

「テニスの会」を中心になり、まとめてくれているMさんにメールで「参加」を伝えました。
勤務が終わり次第、駅へ飛んでいけば、
皆さんの待ち合わせ時間に10分ほど遅れるくらいでテニスに合流するとこができます。

勤務出発前に、
Mさんに携帯メールで10分ほど遅れる旨を伝えました。

勤務が終わったので、JR青梅線牛浜駅まで小走りで歩きました。
11時43分発の「青梅特快」にどうしても乗りたかったのです。
牛浜駅のホームには11時40分前に到着しました。
集合場所は、牛浜駅から3駅目です。
改札口を出ようとしたら、
その向こうにMさん以下皆さんの笑顔が私を待っていてくれました。
全員そろったので出発しました。

テニスコートは駅から歩いて10分ほどのところにあります。
ロッカーで着替えて、借用した6番コートへ向かいました。
途中、「昭和の森テニスコート」主催のテニス大会が行われていて、
大勢のギャラリーがメインコートの周りで試合を観戦していました。

昭和の森テニスコートは、すべてのコートを「オムニコート」(丈の短い人工芝に
砂を敷いたコート)にしてありました。

久しぶりのテニスだったので、いつもより入念にストレッチをしました。
特に、アキレス腱を中心にストレッチをしました。
充分に体を温めてから、ウオーミングアップに入りました。
3か月ほどテニスから遠ざかっていたけれど、今まで通りの感触でした。
最後に、サーブの練習をさせてもらい、ウオーミングアップを切り上げました。

私を入れて、6人のメンバーが揃いました。
これだと、2人ずつ休めてちょうどいい人数です。
いつもの通りジャンケンで順番を決めました。
私は2番でした。
さっそく1番のSさんとダブルスを組んで試合です。

試合を進めていくうちに、
自分に2つほどイージーミスが多いのに気がつきました。

ひとつは、サーブの確率が悪く、ダブルフォルトを数回したことです。
ダブルフォルトは、試合を壊してしまいます。
それから、第二サーブは徹底して安全サーブに切り替えました。
切り替えても、2回ほどサーブを失敗しました。

もう一つは、
打ち合いの中での自分のイージーミスです。
なんでもないサーブやラリーが打ち返せないのです。
でも、仕方のないことです。
ここは割り切ってテニスを楽しむことにしました。
「テニスから遠ざかっていたこと」と「70歳になろうとしている老体」に
高度なものを要求するのが酷だと考えました。

試合を始めてから、2時間が過ぎました。
薄日が差してきました。
蒸し暑さと日差しが気になり、帽子を取り出しました。
水分もこまめにとるように心がけました。
途中、Mさんが「長島さん、大丈夫ですか」と声をかけてくれました。
正直大丈夫ではありませんでしたが。。。笑。。。ここは頑張りどころでした。
立っていると、腰が痛くなりました。
足もジンジンしてきました。
足腰に疲れが溜まってきたようです。

退職して、現在再任用をしているKさんに
「やはり足腰にきますね」と話しかけると、
「腰が痛くなってきましたよ」と返事が返ってきました。
ベンチに腰をおろして、観戦をするようにしました。
不思議なもので、ずっと楽になりました。

3時をまわってしばらくすると、女性のIさんが加わりました。

最後に彼女とダブルスを組みましたが、
私が思い切って彼女の足を引っ張ってしまいました。
疲れが限界に達していたようで、ボールをコントロールできませんでした。

4時間のテニスを無事怪我なく終わりました。
今回のテニスは、
自分の体力が落ちていることを実感できたテニスでした。
何とかしないといけないなあと、強く思いました。
このままの生活をしていると、ずるずるとお年寄りの身体になってしまう
恐れを感じました。

この夏休みぐらい中には、具体的な動きをしようと考えています。

(2012.6.24)