錦眼鏡余話1:No38
地 震 対 策

妻とお茶を飲みながら、
我が家も具体的な地震対策をしようということになりました。

さっそく2人で防災用品の買い物に行きました。
防災コーナーが設けられ、たくさんの防災グッズが売られていました。
ところが、
もうすぐ3月11日が来るというので人だかりでもしていると思ったのですが、
防災コーナーには誰もいませんでした。
妻とふたりで、ちょっと拍子抜けがしました。

買ってきたものは、
◇強力家具転倒防止ポール(心張棒?)4セット
◇家具転倒防止板(がんばります)4枚
◇耐震マット(薄型テレビ用:マットワン7:底に貼るだけ)
◇滑り止めマット(ピタッと止まる)一巻
の4点です。

地震対策するにも、結構費用がかかるものだと思いました。

買ってきたもので、すぐに使用できるものは、
滑り止めマット(ピタッと止まる)一巻だけでした。
細かい穴が無数にあいていて、棚などに載せてある物が地震の揺れで
動かないようにするものです。
我が家では、すでに電子レンジや薄型テレビや電話機などの下に敷いてあります。

買ってきた滑り止めマット(丁度いい長さに切って使う)を
デスクトップパソコンや印刷機、ルーターなどの下に敷きました。

4月終わりの連休を利用して、
買ってきた残りの地震対策グッズをなんとかしようと考えました。

「強力家具転倒防止ポール(心張棒?)」を組み立ててみましたが、
設置するために面倒な問題が出てきました。
ポールを天井の梁の下にかうようにと説明書に書いてありましたが、
天井の梁がどこを通っているか、我々素人には分かりません。
説明書には、軽くたたいて音の違いで見分けるようにと書いてありました。
早速やってみましたが。。。どうも分かりません。

ポールを立てる場所は、家具の後ろ側の端になります。
天井の梁がその場所を通っているのは、宝くじに当たるような偶然だと思いました。
天井の梁を探すのを諦めて、もう1度説明書を読みました。

説明書を読むと梁がなかったら、
設置する天井にある程度の大きさの板を渡すと強度が増すこと、
また梁があっても板を渡すことで効果がでると書いてありました。
さっそく、「板をかう案」を採用することにしました。

寸法を計り、ホームセンターへ板を買いに行きました。
ところが、板と言うのはどれもこれも90センチが基本単位の長さです。
90センチの次は、180センチです。
100センチの板を買うのには、180センチの板を買わなければなりません。
残った80センチの板が無駄になってしまいます。
結局、4枚の板を買うのに、倍近い板を買うことになりました。
板を寸法通りに切ってもらい、ホームセンターを後にしました。
釈然としないために大変疲れました。

最初の連休がやってきました。
最初に整理ダンスと洋服ダンスに「家具転倒防止板(がんばります)」をかうことにしました。

洋服ダンスは、なかの背広などを全部出しました。
整理ダンスは、引き出しをみな外して、軽くしてから動かしました。
妻は家事で忙しそうなので、全部、一人でやりました。

いよいよ、こんどは強力家具転倒防止ポール(心張棒?)をかうことにしました。
わが家には、室内用の脚立がありません。
天井までの作業をするには、
ひじ掛けの椅子のひじ掛けの上に乗って。。。片方ずつ板を載せて心張棒をかっていきます。
妻に見つかったら、「そんな曲芸じみたことをしたらあぶない!」なんて叱られそうです。

途中で、心張棒が倒れたり、板がずれたりと、なかなか思うようにいきません。
イライラしたこともありましたが、どうにかこうにか設置することができました。
下の写真が洋間の本箱の上にかった強力家具転倒防止ポール(心張棒?)です。


1週間ほどしたら若干緩むそうなので、
緩んだら心張棒を上げて緩みをなくす必要があるそうです。

ようやく懸案の地震対策の家具転倒防止は完了しました。

みなさんのうちでは、どんな地震対策をおこなっていますか。