ここで、キロやメガ、ギガ、テラなどの関係を簡単に
まとめてみたいと思います。
「長さ」を例にとってみます。
「1メートル」を基準にすると、以下のようになります。
1メートルより大きい方を挙げると。。。
1000000000000000メートル(1ぺタメートル)
1000000000000メートル(1テラメートル)
1000000000メートル(1ギガメートル)
1000000メートル(1メガメートル)
1000メートル(1キロメートル)
1メートル
「ぺタ」の上にさらに「エクサ」、「ゼタ」、「ヨタ」と続きます。
一番長い「ヨタ」は、10の24乗です。
24桁となります。
実際の数字で表すと、1ヨタメートルは、
1000000000000000000000000メートルです。
気が遠くなりますね。。。
今度は小さい方を挙げてみます。
1メートル
0.001メートル(1ミリメートル)
0.000001メートル(1マイクロメートル)
0.000000001メートル(1ナノメートル)
0.000000000001メートル(1ピコメートル)
0.000000000000001メートル(1フェムトメートル)
「フェムト」の下にさらに「アト」、「ゼプト」、「ヨクト」と続きます。
「ヨクト」は、10の−24乗です。
実際に数字で表すと、1ヨクトメートルは、
0.000000000000000000000001メートルです。
気が狂いそうになりますね。。。
ところが、現代の科学技術の進歩で、「マイクロ」や「ナノ」、
「ピコ」と言う「単位の接頭語」がテレビや新聞でもお目に
かかるようになりました。
キロやメガ、ギガ、テラなどの「単位の接頭語」は、
「国際度量衡総会」と言う会議で決められているそうです。
世界には「メートル条約」と言うものがあるそうです。
「メートル条約」は、単位の確立と国際的な普及を目的として、
1875年5月にパリで17か国の代表により締結されました。
日本も、明治18年(1885年)に「メートル条約」へ加盟をしました。
近代国家への道を歩み出した明治政府は、確かな目を
持っていたように思えます。
この「メートル条約」の最高機関が「国際度量衡総会」です。
国籍を異にする18名の委員で委員会が構成されており、
日本も1907年以降ずっと委員のひとつを占めているそうです。
メートル条約加盟国は54か国になり、総会は4年ごとに開催されています。
1960年の「国際度量衡総会」で、
大小12桁までの接頭語の名前と記号が決定しました。
また、1991年までの総会で、大小24桁までの名前と記号が決まりました。
以上のように「国際度量衡総会」でつけられた国際的な規則での接頭語は、
3桁ごとで次の接頭語へ変わります。
ところが、漢字の接頭語は、4桁ごとになっていますね。
「万」、「億」、「兆」、「京」、「垓(がい)」などです。
国家予算などで、兆が使われています。
日本の借金は、1000兆を超えたそうですよ。
<「テラ」の次は?>:終わり
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