秋葉神社から舟山へ B


           30分      45分       30分
 釈迦谷口バス停 → 秋葉神社 → 舟山(火床) → 西賀茂車庫バス停
           1.4km      1.2km       1.5km




 舟山へは西賀茂からのぼるのが簡単だが、ここでは、突然展望が開けたときの「あっ」という驚きを大切にしたコースを紹介しよう。
 北大路BTから市バス北1、四条大宮、二条駅から市バス6で、釈迦谷口バス停で下車。バス停から緩やかな下り道を行く。途中から東海自然歩道と秋葉神社を示す道標が現れる。道標に従って右折、左折すると、右手に見えるのが尺八池。まもなくゴルフ場のコースが見えてくる。横断橋をくぐると左手に神社があり、さらに横断橋をくぐると右手に秋葉神社がある。
 ここで進路を右にとろう。小さな川に沿って登っていく。下ばえの少ない林だ。途中、何度か渡ることはあるものの、基本的には流れを遡っていけばよい。水量がだんだん減っていき、水がみえなくなるころから道はつづら折りに変わる。むかしは荷車や馬が物資を運んだのであろう。
 稜線には氷室から舟山に至る道がしっかりとついており、親切な道標がいくつか設けられている。道標に教えられるまま右に100mくらい進むと、左に細い登り道が分かれている。こちらに行けば舟山の火床だ。しばらく行くと地元の子どもたちが登山記念に設置した「標高317m」の標識があるが、特に山頂としての感慨はない。まん中に石標が埋まっている三叉路は、迷わず直進する。おしゃべりをやめて静かに歩いてみよう。野鳥の声が間近に聞こえる。運がよければキツツキのドラミングを聞くこともできる。
 突然 視界が開ける。火床に着いたのだ。比叡山、大文字山をはじめとする東山三十六峰とその下に広がる町並みを見ながら休憩しよう。植物園や船岡山のみどりもよく目につく。お天気のいい日だと本当に気持ちがいい。とはいえ、風に当たって体が冷えるおそれもあるので、上着を羽織っておくのも忘れずに。
 ここは船のマストの一番上にあたるところで、三方に火床が並んでいるのがわかる。いずれにも通路がついているが、右下の方におりていこう。船底のあたりから火床を出て、車の通れるような林道(?)を下る。ゴルフコースを横断し、住宅地の中を歩くとほどなく市バス西賀茂車庫に到着。北大路BT、四条河原町、京都駅など市内主要箇所まで通ずるバスが始発しており、ゆったり帰ることができる。


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