太陽光線には、赤外線から紫外線まで幅広い波長の光が含まれている。
空が青く見えるのは、大気中の水蒸気や塵により波長の短い(青系統の)光が散乱するためです。
日没の時には太陽光は大気中を斜めに通過するため、通過距離が長くなる。
その為に、散乱はより強くなり、赤に近い光だけが残る。
しかし、これだけでは夕焼けにならない。
これを下の写真で示す。
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| 2001/03/06 | 2001/03/08 |
左は快晴の日の日没後。
右は、その2日後の雲のある空の日没後。
これを見ても分かる通り、赤い光に照らされる雲があって初めて茜色の夕焼けになる。
雲が多すぎると赤い光が届かないので夕焼けにはならない。
つまり、美しい夕焼けが起きるためには
と言う条件が必要である。
東西をひっくり返すと朝焼けになる。
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西の地平線の向こうの空気が余りにもきれいに澄んでいると、緑色の成分が十分に散乱されず、黄色い夕焼けとなる。
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大気中に、水蒸気や塵が適度に含まれると、波長の短い青〜緑の光が強く散乱されるので、夕焼けは赤みを増す。
この様な赤い夕焼けの写真が撮れる時間は長くても5分くらい。
そのタイミングを逃がすと、鮮やかな赤味は無くなる。
雲の無い快晴の日でも、日没後に飛行機雲があればこれも赤い雲になる。
夕焼けの写真を撮りたいのに、適当な雲が無かった時は後ろを振り向いて東の空を見る。
運が良ければ、東の空に夕焼けが見える時がある。
ごく稀に、夕焼けの赤味が消えた一瞬に、周囲が青一色に染まることがある。
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朝焼けは基本的に夕焼けの東西をひっくり返した状態で見ることが出来る。
子供の時から、「朝焼けが起きると、天候は下り坂」と教えられてきた。
確かに、東の地平線より向こうに雲がなく、それより手前、つまり西側に雲が多いというのは、我が国の天候は西から東に移動するので理に適っているとは思うが、すぐに雨が降り出す訳でもない。
掛け軸の図柄を見ると、赤く大きな太陽が描かれている時がある。
昼間の太陽は眩しすぎるだけであるが、日の出、日の入りの時には条件さえ良ければ描かれている様な、眩しくない太陽を見ることが出来る。
近畿地方の経験でいえば、11月から03月の間に雲はないが靄(もや)がかかって、地平線や山の稜線が良く見えない日があれば、赤く、眩しくない太陽を見ることが出来る。
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| 2001/11/25 | 2001/11/26 |
上の二つの写真を使って説明する。
左は靄が掛かり、眩しくない日の出を見ることが出来た。
右はその翌日の、澄んだ大気の中の眩しすぎる太陽である。
この様に、微妙な気象条件に左右されるので、「日の出が美しい観光地」へ行ったとしても、きれいな日の出を見ることが出来ると言う保証は無いことが分かる。
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日の出にしても、日の入りにしても、まん丸の太陽と言うのは写真にしてみると面白くない。
雲や山の稜線で、少し欠けた様な姿の方に味があると思うのは私だけだろうか。